ひと目ぼれから始まった、心地よいキッチン空間｜名古屋市西区 2504-1

石目と木目、キッチンとダイニングとで表情を変えた。

カップボードの天板はオーダーカラーにカスタマイズ。

きっかけは、ご夫婦がふらりと立ち寄ったリフォームギャラリー名古屋。ガラス越しに見えた展示キッチンに「これやん！」と声が弾んだ瞬間、心が決まりました。
転勤を経て再び戻った住まいは、家族の成長とともに不便が目立ち始め、高すぎるカウンターや窮屈な動線が日常のストレスに。そんな違和感を解消したい思いが、リフォームを後押ししました。

打ち合わせでは、ご夫妻との会話から暮らしのリズムを丁寧に汲み取り、冷蔵庫の配置から天井の仕上げに至るまで幅広く提案。「天井に木目を差し込む」という提案は空間を軽やかに整え、ダイニングとの一体感を演出。さらに収納扉も木目を統一することで、ご主人が最も大切にされた視覚的な調和と落ち着きが生まれました。

奥様が大切にしたのは「清潔感」と「素材感」。ひと拭きで凛と輝くステンレス天板、そして素焼き風タイルのやわらかな表情が、空間にほどよい温もりを添えています。タッチレス水栓も導入し、調理中でも清潔を保てる安心感が、日常を支えるポイントに。

「庭の緑を眺めながら料理ができる」「人が座っていても後ろをスッと通れる」——奥様が語るのは機能を超えた心地よさ。ご主人も「理想通りのキッチンが視界に入るだけで気分が上がる」と笑顔を見せます。

T様邸のリフォームは、単なる設備の更新ではなく、暮らしを包む“空間そのもの”をデザインしたプロジェクト。完成したキッチンは、新しい毎日の風景を鮮やかに描き出しています。