愛犬にもやさしく、カントリーな造作洗面台｜北名古屋市 2512-1

底が平らな大きな陶器ボウルで、足洗いやシャンプーも安定。

ブラウンやベージュを基調にしたモザイクタイルで、空間にやさしい彩りをプラス。

レトロな質感が魅力のトグルスイッチ。パチンと切り替わる感覚も楽しい。

北名古屋市のK様邸では、経年劣化した洗面所のリフォームをきっかけに、「愛犬と快適に過ごせる空間づくり」がテーマになりました。以前の洗面台は底が丸く、小型犬のシャンプー中に安定せず使いづらいのが悩み。さらに、既製品の無機質なデザインが、好みのカントリー調インテリアと合わず、どこか落ち着かない印象だったといいます。

そこで提案したのは、木の温もりを生かした造作洗面台。大きな陶器ボウルを組み合わせ、底をフラットにすることで、愛犬の足洗いやシャンプーも安定して行えるようになりました。キラキラと光を反射するモザイクタイルの素材感と木目のカウンターが調和し、空間全体がやわらかく穏やかな雰囲気に。水栓はホース引き出しだけでなく角度を変えて壁際に避けられるタイプを採用し、愛犬のシャンプーも快適にこなせるよう工夫しました。

木の香り、タイルのつぶつぶとした光沢感、あたたかな照明——。どこを切り取っても“好き”が詰まった空間は、日々の小さな時間を丁寧に過ごすきっかけになりました。