上質なくつろぎを、わが家で。ホテルを思わせる空間づくり｜名古屋市北区A様

きっかけは“壊れたコンロ”から

25年住み続けたご自宅のキッチン。リフォームのきっかけは、ふとした「故障」でした。

「ガスコンロが着火しなくなって、すぐ消えちゃうこともあって。年齢のことも考えて、IHのほうがいいかなと」（奥様）
「それに、釣った魚をさばくための広いシンクが欲しかったんです」（ご主人）

最初は「コンロを取り替えるだけ」のつもりが、使い勝手を考えるうちに“キッチン全体”の改修へ。壁や電話台を撤去し、ダイニングと一体になった開放的な空間が生まれました。

「願った通りの広い空間になりました。落ち着けるリビングと、対面キッチンと、寝室がすぐそばにある。まるで会員制ホテルみたいな空間です」（奥様）

憧れの空間をここに。

釣りが趣味のご主人は、キッチンに隣接する部屋を趣味の専用部屋へ造り変える構想を膨らませていました。

「キッチンから直接つながる部屋があったら、大きなクーラーボックスも運びやすく、道具の手入れもしやすくなる。今までは、リビングと洋室のドアを通って回り込む動線でした。」（ご主人）

既存の壁に通路を設け、その理想を難なく実現。誰もが憧れる趣味の部屋が、ここに完成しました。

壁をなくして、想像以上の心地よさを

LDKからシームレスにつながる寝室は、かつて和室だった場所。お子様の成長とともに用途が変わってきたこの空間を、ご夫婦二人の暮らしに合わせて再構成しました。

通路の幅や収納計画も、細やかに設計。特にキッチンカウンター下のオーダー収納は、打ち合わせを重ねて生まれたオリジナルです。

「ホットプレートやお皿、お酒のセットを入れる場所を分けて、昼と夜で開ける扉を変えてるんです」（奥様）
「テーブル周りのコンセントも増やしてもらって、すっきりしました」（ご主人）

さらに、和室の鴨居にかけていた洗濯動線を見直し、室内干し用のポールを新設。暮らしの小さな不便が、次々と解消されていきました。

「ベランダに出なくても干せるようになって、友達にも“これすごくいいね”って褒められました」（奥様）

快適をつなぐ工夫と、日常のデザイン

ご夫婦が「最高」と声を揃えるのが、寝室とリビングをつなぐ設計。広々としたゆとりある空間と、プライバシーを守るロールスクリーンがポイントです。

「主人が夜中に釣りから帰ってきても、ロールスクリーンがあれば眩しくない。下のほうを少し開けておけばエアコンも効いて、快適」（奥様）
「壁を少し残してもらって、寝室にもテレビを置くのにちょうどよかったです」（ご主人）

また、玄関にはオープンタイプの靴収納を採用。大きな下駄箱が倒れる心配もなく、扉の開閉が無いため人の出入りもスムーズに。落ち着いたトーンの中にグリーンのアクセントが映えて、お二人の暮らしのセンスを感じます。

「想像できない部分を形にしてくれた」

リフォームは“未知”の連続。それでもご夫妻は、終始前向きに家づくりを楽しんでくださいました。

「CGで色を変えて見せてもらえたのが助かりました。素人には全体像がわかりにくいですから」（ご主人）
「私たちだけじゃ限界があるけど、森田さんや渡部さんがいろんな提案をしてくれて。想像できない部分を形にしてくれました」（奥様）

年末年始に帰省したご家族の第一声は、「落ち着かない、違う家みたい」。けれどそれは、心地よさと上質さが調和した“新しい暮らし”への驚きそのものでした。

開放感の中にも安らぎがあり、ご夫妻のライフスタイルがそのまま形になった空間。“これからの25年”をゆっくり楽しむ舞台が、ここに完成しました。